2010年5月5日水曜日

ブログを始めることにした。

ブログを始めることにした。今までも別のところには書いてきたのだけれども、このブログではタイトルにあるkenq.infoの開発ブログ(というのもおこがましい代物ですが)。

kenq.infoとは何か。様々な研究費の公募情報をひとつにまとめて分かりやすく見られることを目的としているサイトである。わたしは大学の事務職員で、研究費関連の業務に以前携わっていた。今年の2月初旬にふとサイトのイメージを思いつき、急遽作ることになった。そして今のところ、それなりに更新がぼちぼちと行われているところである。詳細についてはまたここでお伝えすることになることだろう。

サイト更新の傍らでブログを始めようというのはまた別の話である。その直接的な理由は、サイト更新についての情報提供場所の確保。本稼働まではtwitterアカウントでその日の更新内容などをつぶやいていたのだけれども、今は新規の公募情報を流す用途に使用している。ここに書いても良いのだけれども、そういうのはわりと評判がよろしくない。少なくとも自分は嫌だ。たいていのユーザは自分の求めたサービスを利用したいのであって、それに勝手に付いてくる別の何かというのは邪魔でしかない。楽天、ヤフーのメルマガの嵐を体験したことがある人にはよく分かることだろう(最近、楽天のメルマガはかなり解約しやすくなった。ヤフーは今もダメダメ)。

もう一つの理由は、たまたま読んでいたこんな文章を見つけたため。


開発者ブログで製品は生き続ける 


ブログは製品が生きている証だけでなく、あなたの会社を親しみある様演出してくれます。個人個人への親しみあるトーンも続けましょう。 

Getting Real by 37signals

翻訳がイマイチなのか所々日本語があやしいがともかく、「親しみある様演出」というところが重要である。何らかのサイトを利用するにあたって、何者がそのサイトを運営しているのかというのは気になるポイントである。それによって、ユーザとしてどうあるべきかという立ち位置も変わってくる。しっかりとした資本のある組織によるサービスであれば、ユーザは文句を言っていれば良い。他方、たとえばオープンソースのプロジェクトであればそれよりももっと前向きな参加が求められるだろう。
このプロジェクトは、明らかに後者の立ち位置である。管理者は自分一人。しかも、技術的なことはさっぱりだ。こんな状況であって、もしかすると現状の技術のなさをアピールしていれば、より詳しい方が参加してくれるなり引き継いでくれるなりという展開があるかも、という希望的観測がこのブログの開設には多分に含まれている。

最後に理由をもう一つ。様々な公募情報を今はひとつひとつ人力で登録しているわけだが、多くの事業の情報を眺めてくることから見えてくるものがあり、それを伝える場があるべきではないかと考えるようになった。おそらくこのような酔狂なことをやっている人間はそれほど多くはない。であれば、そこから導き出される知見も多少の希少価値を持つといっても良いのではないか。そもそも、公募情報を集めるという行為の本来の目的は単なる情報提供ではなくて、収集した情報を元に日本の研究助成の現状を分析し、改善につなげていくことにある。この観点からすれば、むしろこっちの方が実体と言えるのかもしれない。まったくもってまとまっていない、メモ書き程度にはなるだろうけれども、こういった情報も提供していきたいと考えている。

そういうわけで、ぼちぼちよろしくお願いいたします。

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