2010年8月29日日曜日

こんなサイトどうでしょう?

 新しいサイトのアイディアをまた節操なく思い付いたので書きとめておくこととする。

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サイト名:(未定)
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内容:大学などにおける先進的な取り組みの事例集。分かりやすく言えば現在コクダイパン会議でやっている事例報告の内容をWeb上に掲載して、さらにそれ以外の人も簡単に投稿できるような場所の提供。

※ コクダイパンとは国立大学一般職員の略。詳細はこちら
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 コクダイパン会議での大きな柱の一つは有志による事例報告である。各大学で行ってきた先進的な取り組み(FDやらSDやらその他いろいろ)の成功談もしくは失敗談を報告し、それを元に参加者で議論を行う。この事例報告、各大学の有志の中でもわざわざ発表してやろうという、さらにやる気のある人間の代物であるから、総じてクオリティは高い(と思う)。ただし、中身以外の部分ではもう少し改善できるポイントがあるのではないかと前々から思っていた。

問題点(1)一部しか報告を聞くことができない
 会議には当然時間の制約があり、そのためにすべての興味ある報告を聞くことができるわけではない。今年で言えば、参加者は20ほどの報告の中で3つの報告しか聞くことができない。また、発表者は3回中1回ないし2回発表を行うため、さらに聞くことのできる報告は限られる。

問題点(2)誰もが報告できるわけではない
 時間の制約がある限り、すべての報告を希望する者が報告できるとは限らない。実行委員になったことがないので分からないけれども、現状でも希望していたけれどもお断りするようなことがあるのではないか。
 
問題点(3)じっくりと議論ができない
 これも時間の制約による問題だが、1つの報告は当人の報告とその後の議論も含めて50分と非常に短い。報告にはおよそ10人から15人の参加者がいることを考えると、報告と参加者の感想だけでほぼ時間を消化してしまう。たとえ興味深いテーマであったとしても、深い議論を行うことは難しい。

問題点(4)伝播性に乏しい
 問題点(1)と関連するが、参加者が限られた報告しか聞くことができないということは、発表者にとっては報告を伝えることのできる相手が限られるということでもある。となれば、どんなに優れた報告であったとしてもその伝播性は限定的となる。
 一応、各事例報告の内容はコクダイパンのブログに掲載されることになってはいる。けれども、その内容は「テキストオンリーでおよそ600文字程度」となっており、そこにすべてを盛り込むことは不可能である。

問題点(5)即時性に乏しい
 コクダイパン会議は年に1回であって、それゆえに現状では報告の機会も年に1回に限られる。これでは、すばらしい取り組みがあったとしても、それを他大学に発表できるのは最大1年待たされることになってしまう。


 この解決策として思いついたのが上記のサイトである。おおよそのイメージとしては以下のような感じ。kenq.info*で使っているWordpressですべて実現可能(なはず)。

・ユーザが登録して勝手に投稿が可能
・大学単位、規模、分野などでタグ付け
・ユーザが勝手にタグ付けも可能
・レビュー可能
・関連事例表示

上記の問題点との比較で言うと以下のとおりとなる。

問題点(1)一部しか報告を聞くことができない
 → 希望するすべての報告を見ることができる

問題点(2)誰もが報告できるわけではない
 → 希望するすべての人が報告するすることができる

問題点(3)じっくりと議論ができない
 → いつでも誰でもいつまでも、議論が可能

問題点(4)伝播性に乏しい
 → いつでも誰でもアクセス可能

問題点(5)即時性に乏しい
 → 投稿したらすぐにアクセス可能

 
どなたか興味があればご連絡ください。当方は本気で取り組むだけの余裕がありませんが、できる限りのサポートはやらせていただきます。

※ 一応書いておくが、これはコクダイパン会議での事例報告を否定するものではない。むしろ、それを補完することを想定としている。たとえば、サイト上での閲覧者からの評価の高いものを会議上での事例報告として取り上げるようにすれば、報告の作成にも熱が入るだろうし、参加者にとっても興味のある報告を選択することができるようになるだろう。また、事前に報告内容がどこかで閲覧可能であれば、発表者がイチから中身を説明する時間は不要となって、議論の時間を多く確保することができるようになるだろう。

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